けいゆうのブログ

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私がうつになるまで 2

 

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母捻挫す

帰ってきたら母がガチめの捻挫をしていた。

 

今日はサークルの手伝いに行っていた。

友人たちと楽しい非リアトークを繰り広げるなどしてわりかし気分は良かった。

だが一日の終わりに悲しいことになってしまった。

 

聞けば、母は姉とハイキングに行っていたらしい。

その途中で足をくじいたのだがすぐに痛みは消えたそうだ。

ところが帰宅した途端、急激にぶり返したのだと言う。

交感神経、副交感神経の作用だろうか。

 

現在はおんぶしてもらわないとトイレにもいけない状況だ。

明日医者に行くらしい。

心配だが今は回復を祈るしかない。

 

以上、うつ坊でした。

 

「大学生」

締めるわけにはいかなかった。忘れるところだった。

昨日の続きをお話ししなければならない。

 

ということでK大学に入学してからである。

 

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本意とは言えないものの、私は浪人しないことにした。

既にK大学に合格した時点で、入学金を振り込んでいたからである。

もともとしないと言っていたし、何より親に申し訳ないと思った。

 

また昨日お話ししした、小説家になるという漠然とした夢もその理由であった。

それならばわざわざ浪人する必要もない。

 

実はこの夢は、親にも言っていなかった。

何しろ不安定な職業だし、賛成してくれるとも思えなかった。

それに私の中でもまだぼんやりとしたものだったのだ。

だから、賞を獲るなどして道が定まったら話そうと考えていた。

甘いと言えば甘い。

 

さて、そういうわけで私はK大学に入学した。

実はこれは第一志望だった文学部系ではなく、経済学部だった。

つまり、自分が目指すのとは全く異なる場所に入ることになるわけである。

 

私は、これはある種の運命だと考えていた。

受験に失敗したのも、これから行く場所にある何かに出会うための布石なのだ。

そう思っていたのである。

 

ここから先の感情を言語化するのは難しい。

サークルの新歓は楽しかった。充実した大学生活の始まりを予感させた。

だが日々を過ごして行くうちに、何かが違うという思いが芽生え始めた。

 

一つは学問分野の違いだった。

経済学は、本来私の志していた学問ではなかった。

けれど入学前の私は、興味のない分野に触れることで新しい視野が広がるかもしれないと思っていた。

 

結論から言うならば、そんなことはなかった。

関心を伴わない学びは、苦痛に過ぎなかった。

最初は、そういった苦痛も、大学生としての楽しみが洗い流してくれると思っていた。

 

現実は違った。

クラスには馴染めなかった。

交友もほぼなかった。

サークルで友人はできたが、刺激を感じなかった。

打ち上げも面白くなかった。

 

私の態度が変われば、これらも違ったのかもしれない。

だが当時の私は、全く楽しくなかった。

自分の第一志望に対する未練もあったのだろう。

しかし私はそれを、わざと意識しないようにしていた。

そしていつしか私は、自分の居場所はここではないと考えるようになっていた。

 

再受験を親に相談したのは、9月のことである。

いわゆる仮面浪人だ。

理由を話すと親は、困惑や驚きをあらわにしながらも背中を押してくれた。

今考えれば、なんと理解のある両親に恵まれたのかと嘆じるしかない。

 

そうして再受験を決めた2ヵ月後、11月にあることが起こった。

英語のクラスだった。

その授業は議論形式で、2つのグループに分かれていた。

グループで話し合い、アイデアをみんなで1つまとめて出すというものである。

議題は、自分が工場経営者だとして、労働者の労働時間短縮要求にどう対処するかというものだった。

 

私のグループには一人男がいた。

賑やかで、中心的存在だった。

 

そいつも意見を言っていたが、時代が曖昧であるとか場所が不明瞭であるとかの難癖で、あまり建設的とは言えなかった。

 

私の考案は、1ヵ月間労働者の要求する短縮時間で働かせ、生産性が向上すればその後も短縮時間採用、変化なしあるいは低下ならば要求を却下するというものだった。

即興で出したにしては、我ながらいいアイデアである。

 

私は最初、それを授業のルール通り英語で話した。

反応がよくなかったので、ルールを破って日本語でも話した。

皆は聞き入れようとしているのかしていないのか、よく分からない態度だった。

 

そして発表の時が来た。

誰も話さずどうしようかと迷っていると、賑やか男が話し出した。

聞けば、私のアイデアだった。

 

それは全く構わなかったし、むしろ嬉しい話だった。

彼は私の意見を採用し、代表して言ってくれているのだろうと思っていた。

彼も実際そうだっただろう。

 

先生は大変満足したようで、皆の前でしきりに褒めていた。

そこまではよかった。

 

その後、先生が男の元に回って来て、英語で話しかけた。

若干遠く、早口だったので、なんと言っているのかその時私は聞き取れなかった。

男もそうだったらしい。

だが少し遅れて彼が、Yesと言うのが聞こえた。

 

そして私は気づいた。先生はこう言っていたのだ。

あれは、あなたの出したアイデアだったのですか、と。

そして男はYesと答えた。

 

あの時男がどういう意図でそう答えたのかは分からない。

聞き取れなくてとりあえず肯定したのかもしれないし、あるいは点を取ろうとしたのかもしれない。

 

だから私は言わなかった。

間違いかもしれないのに男を悪者にしたくはなかった。

既に皆は男を賞賛するムードになっていたし、それに早く終わりたいように見えた。

誰がアイデアを出したかなど、どうでもよさそうだった。

 

私は沈黙を守った。

その代わりに、こう強く思うようになった。

やはりここは、私の居場所ではないのだ。

そうして私は帰路に就いた。

 

今から見れば、随分と独りよがりな気もする。

だが当時の私は、そう考えたのである。

きっと再受験という異質な決定に、理由づけをしたかったのだろう。

思えばこの時から私は、不安だったのだ。

 

長くなってしまった。

そろそろ終わることにする。

明日も続きを書こうと思うので、読んでくれたら大変嬉しい。

 

それでは今日はこの辺で。

以上、うつ坊でした。